日本草木研究所

2021 / Tokyo / Signboard

「日本草木研究所」は、全国の里山に眠る植生の「食材としての可能性」の発掘・研究を行っている。自ら里山へ赴き、蒐集・記録・発表を繰り返し「おいしい価値化」を試行する。
海外のスパイスやハーブが日々の食卓へ並ぶように、日本の木々や名も知れない野草たちが食に当たり前に関わる日常の実現を目指している。

そんな彼女たちの発表の場となるPOPUPイベントのための、看板の設計に携わった。
自然の中にひっそりと佇む日本家屋の姿から、軒下に小さな草木の生命を大切に守るような様子をデザインに落とし込んだ。
しつらえた草木を切妻屋根がやさしく覆い、店先に凛と佇む。 晴れの日も雨の日も、都会の街並みにも田舎の畦道にも似合うよう、自然と調和するデザインを考えた。

日本草木研究所

Year: 2021 / Location: Tokyo / Category: Signboard / Client: 日本草木研究所 / Photographer: HIRAOKA SHOKO

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